40代で仕事がしんどいなら、場所を変えてもいい。僕が”離島で働く”ことを選んだ3つの理由

本サイトはアフィリエイト広告を利用しています。
40代でやってみた

40代になって、ふと気づいた。

「このまま同じ場所で、同じように働き続けるのか?」

もちろんそれでいいと思う人がいることもわかっています。
でも人と違う働き方を選択することもできるのではないかと考えたんです。

仕事はしんどい。人間関係も疲れた。でも転職する勇気もない。
そんな時、僕は思い切って”場所を変える”ことを選んだ。

離島で働くという選択が、どうして自分を立て直すきっかけになったのか。
今日はその「3つの理由」を、実体験ベースで書いてみます。


40代の働き方、このままでいいのか?僕が感じた違和感

満員電車の画像 疲れ切っているサラリーマン

40代になって、このまま同じ生活を続けることについて疑問を持つようになりました。

僕の場合は調理師をしていたので、朝家を出て終電で家に帰る。
そんな生活を50代60代も続けることができるのだろうか。

20代の頃は料理を覚えることが楽しくて、多少の苦しいことも我慢できました。
30代の頃は、自分でお店をやっていたので大変ながらも充実した気持ちもあったんです。

でも40代になって、このまま同じような生活が続くことに疑問を感じました。
もちろんその頃自己破産もしているので、そのせいで心身が疲れ切っていたことは認めます。

正直、お金の問題と仕事の疲れが同時に来て、かなり追い込まれていました。
自己破産した経緯については別の記事で書いているので、もし同じような状況の方がいたら読んでみてください。

40代で自己破産した僕の体験談|再起までのリアルな記録

それに、飲食業は側から見ている以上に精神的に疲れる仕事です。
店の仕込み、接客、新商品の開発、後片付け、経費の計算などいくら時間があっても足りないと感じるほどです。

でもそれを当たり前にやってきているので、気がつかなくなっているんです。
心が疲弊していても気がつかなくなっている。慣れてはいるけど体への負担は思った以上に大きい。

それに気がついたのは、感染症が始まった頃からです。

このタイミングで生き方を変えないと変わらないと。

飲食業を辞めて良かったと今は心から思います。その理由についてはこの記事で詳しく書いています。
40代で仕事(飲食業)を辞めてよかった3つのこと

これを読んでいるあなたも、本当にこのままでいいのか?悩んだことはありませんか。
僕はこのタイミングで、人生の再スタートを切ることを選択したんです。

東京から大分県に地方移住をして、その後休養しながら次の働き方を考える。
そんな時に見つけたのが今の働き方です。

一般的にはリゾートバイトというとわかる方もいるかと思います。

地方や離島にある宿泊施設で住み込みで働く働き方です。

40代でリゾバを始めるというのは正直不安もありましたが、僕はこの働き方を見つけて良かったことが多かったと感じています。

今回の記事では離島で働いてみて感じた素直な感想を書いてみようと思います。

生き方に悩んでいたり、働き方を変えてみたい。そんなふうに思っている方には参考になるのではないでしょうか。


40代で離島の仕事を選んだ3つの理由

リゾートバイトを40代で始めようと決めたのには理由がいくつかあります。

離島以外にも温泉地や、季節によってはスキー場なども仕事はあるので、自分の興味のある場所を選ぶこともできます。

その中でも僕は沖縄県を選びました。綺麗な海が見える環境で働いてみたいと思ったからです。

40代で離島の仕事を選んだ理由

  • ① 固定費を一気に下げたかった
  • ② 人間関係に疲れ切っていた
  • ③ このままじゃ心が壊れると思った

それでは細かく説明していきます。


① 固定費を一気に下げたかった

島の風景。さとうきび畑

40代でリゾバをすると驚くのは、固定費は市街地で暮らすのと違ってかなり削ることができるからです。

すべての施設ではないですが、ほとんどの施設では家賃無料・水光熱費無料です。食費に関しても無料の場所もありますし、少額でお弁当などを用意してくれる施設もあります。

これだけでも固定費という面ではかなり節約が可能です。

それに多くのリゾバスタッフを必要としている施設は、基本郊外のリゾート地や温泉施設などにあるのでお金を使う場所がないんです。

今私がいる小浜島も、あるのは牧場とさとうきび畑と海だけですからねw
商店も一軒しかないし、飲食店はほんの数件しかありません。

なのでお金を使おうと思ったら、サブスクとAmazonくらいでしょうか。
石垣島には月に2回から3回くらいは行きますが、日用品の買い物をするくらいです。

もちろんアクティビティに興味があるのなら参加することもできますが、インキャの僕にはあまり関係ない話です。

そんなこんなで、離島で働くと圧倒的に固定費が下がるのでおすすめです。

給料面で言えば、正直都市部の正社員よりは少ないです。
でも家賃・光熱費・食費がほぼゼロなので、手取りで残る金額は意外と多いんです。

月給20万円でも、固定費がかからないから実質的には都市部の月給30万円と同じくらいの感覚です。

それと僕の場合は、大分県に自宅を置いてますが、地方なら家賃1〜2万円で借りれる場所もあるので、拠点を持ちながらリゾバで回ることもできます。

固定費を下げるなら、旅のときもホテルにこだわるよりゲストハウスが断然おすすめです。
実際に使って良かったので、ゲストハウスの使い方はこの記事でまとめています。
予算を抑えて旅をする:40代のためのゲストハウス活用術


② 人間関係に疲れ切っていた

海を眺める画像

離島で生活しようと思った理由の二つ目は、人間関係に疲れていたからです。

普段生活していると多くの人と関わることになります。家族・友人・会社の人間・取引先・お客様など様々な人と関わることになります。もちろんそれは当たり前のことですが、できればもう少し関わる人間を減らしたいと感じることはないですか?

40代になって、東京で生活しているとお世話になった方や会社の先輩など、本心ではそれほど付き合いたいと思っていない人とでも関わることが多いです。

人間生活をしていたら当たり前のことですが、できれば一度人間関係もリセットしてみたいと思ったことはないですか?

僕はたまにあるんです。心から付き合いたい人は今にもいますが、それ以外がかなり多いと思います。できれば仕事が終わったら1人静かにしたいと思っても、なかなかそうはいかない。

周りを気にせずそんな生活ができれば良かったんですが、僕の場合性格的に周りを気にしてしまう性格なのでそれもなかなかできなかったです。常に周りの人に気を遣って、それで疲れてしまう。

そんな生活から一度抜け出してみたいと思ったんです。

多分本当に大事な人は、地方移住したとしても数ヶ月離島で暮らしたとしても関係性は繋がっているはずです。それで切れるくらいの関係性ならなくてもいいと思うんです。

そんな時に離島生活をするのはちょうど良かった。

一定期間いつもの場所から離れて、人間関係を見直すことができるのも今の働き方に変えたからです。


③ このままじゃ心が壊れると思った

島でsupをしている画像。島でのんびりする

東京で働いている時に何度か思ったことがあります。
このままの生活をしていたら、いつか心が壊れてしまうんじゃないかって。

飲食業という働き方をしていたら、多分僕はどこかで壊れていたと思います。

何度か営業中に集中しすぎて、目の前が真っ暗になって倒れたことがあるんです。

その時は何があったのかわからなかったですが、それから忙しい日が続くと頭の中が痛くなったり、動悸がしてきたりすることがありました。おそらくそれは体が今の働き方を拒否してきたんじゃないかと思います。

若い時なら体も頭も元気なので寝ればある程度のことは解消されるでしょう。
でも40代に近くなってくるとそうはいきません。

無理をすれば体のどこかに異常が出てくるようになるんです。

僕は結構ストレスに弱い体質なのか、ストレスを感じる環境にいると皮膚に湿疹が出てきたり膝の痛みが出てきたりすることがあります。もちろんそれは年齢的なこともあるでしょう。でも飲食を離れている期間は出てこないので、多少ストレスが関係していることもあるはずです。

そんな色々なことがあって、自分が壊れる前に環境を変えようと考えたんです。

・都市部から離れ、離島で生活する。
・仕事が終わったら海を眺める時間。
・休みの日に高速船でプチ旅行に出かけられる幸せ。

それを知ってしまったら、正直前までの生活には戻れないと思います。

ちなみに、島に来てからは移動中や休憩時間にAudibleをよく聴いています。
頭の中が整っていく感覚があって、働き方を見直すのに役立ちました。
Audibleは40代リゾバと相性抜群|聴く読書で孤独な夜が変わった話


40代でリゾバを始めても大丈夫なのか?

40代でリゾバを始めるのは不安だと思います。

僕も最初は「この歳で大丈夫か?」と思いました。
周りは若い人ばかりじゃないか。体力的にきついんじゃないか。そんな不安がありました。

でも実際には40代のスタッフも意外と多いです。
むしろ落ち着いて働けるから重宝されることもあります。
接客業の経験があったり、人生経験があるからこそできる対応もあるんです。

体力面も、正直言うと最初は不安でした。
でも無理のないペースで働ける職場を選べば全然問題ないです。

僕の場合は飲食の経験があったので、それが活かせる職場を選びました。
それに離島の仕事は、都市部の飲食ほど忙しくないことが多いです。
シーズンによって忙しさは変わりますが、自分のペースで働けることが多い。

40代でも遅くない。むしろ人生を見直すのに良いタイミングだと思います。


離島で働く前に知っておくべきこと(正直な話)

島で唯一の商店

もちろんデメリットもあります。

都市部のような便利さはないし、娯楽も少ない。
コンビニもないし、病院も限られている。
急に「映画見たい」「買い物したい」と思っても、簡単にはいかない。

人によっては孤独を感じることもあるかもしれません。
職場の人間関係が合わなかったら、逃げ場がないという不安もある。

でも僕にとっては、それがかえって良かった。

静かな環境が必要だったからです。

何もないからこそ、自分と向き合える時間ができた。
娯楽がないからこそ、無駄な時間が減った。
人が少ないからこそ、人間関係がシンプルになった。

これは人によって合う合わないがあると思います。

でも「今の環境から一度離れたい」と思っているなら、試してみる価値はあると思います。
リゾバは基本的に3ヶ月単位とかの契約なので、合わなければ次の場所に移ればいい。
その気軽さも、40代で新しいことを始めるハードルを下げてくれます。


40代でリゾバを始めて、離島で働いてみて実際どう変わったか

今の職場の画像

40代でリゾバを始めて、離島で実際に働いてみてどう変わったのか。

以前のように周りのことを考える時間が減り、1人の時間が増えた感じがします。それと同時に何かしてみようと考えられるようになった気がします。行動力が戻ったというか。

以前の僕は過去にあったことや、過去のことを考えることが多かったですが、最近は過去を考えるよりもこれからの自分の人生を考えられるようになりました。

離島に来たことも大事ですが、リゾバを始めて今までと違った道を歩こうと思えたから色々なことが変わった気がします。

今は目の前の仕事はあくまでも生きている上で必要だからやること。仕事が全てだとは思わなくなりました。それよりも自分の残された人生をどうやったら面白くなるのか、どうしたら楽しく働けるのかを考えることができるようになったんです。

ちなみに、僕が実際に使ったリゾバの派遣会社はグッドマンサービスです。
時給も他社と比べて高く求人も多いです。40代でも働きやすい案件が見つかりやすいので、離島で働くことに少しでも興味があれば、登録だけでもしておくと選択肢が広がります。
グッドマンサービス


40代からの再スタート。働き方はひとつじゃない

40代で離島の仕事を選んだり、リゾバで日本全国を回る選択をしたのは決して逃げではなく、僕にとっては人生の再スタートに必要な時間だったんです。

40代からでも新しい働き方を始めれば、今までとは違った世界が見えるようになります。
そのための一つの選択肢として、離島での生活を選んで良かったと思っています。

まずは自分を守るための環境を作ってから、新しい自分の望む生き方を探してみてもいいのではないでしょうか。

今後は離島以外でのリゾバも検討しています。
以前は箱根で働いたこともありますが、もう少し田舎で楽しく働けそうな場所を探してみようと思っています。

来年(2026年)には一旦離島を離れて、本州の関西あたりでリゾバをするつもりです。
今までと違った環境を楽しみながら働いていければいいと思っています。

これを読んでいるあなたも、もし今の生活に疑問を感じているのであれば、40代からの再スタートとして離島での仕事を考えてみてはどうですか?

それではまた。


この記事を読んだ人におすすめの記事

コメント

タイトルとURLをコピーしました