昨日の出来事と同僚の告白

昨日、同僚が「実は債務整理を考えている」と打ち明けてきました。
負債は〇〇〇万円。13年間、ギャンブルや浪費で積み重なったものだそうです。
年齢は30代前半。おそらく20歳の頃から、ずっと借金に苦しんでいたのでしょう。
その話を聞いた瞬間、5年前の自分の姿がフラッシュバックしました。
僕も20代から借金をし続け、返済できたのは30代になってから。
だから彼の気持ちは痛いほどよくわかります。
毎日お金のことばかり考えて、目の前のことすらまともに考えられなかったあの日々。
そんななか、自殺を考えたこともありました。
お金の知識もないまま大人になり、上京してからは「楽しそう」と思えばすぐにお金を使う。
気づけば借金まみれ。プロ◯ミスや◯富士に通い、20代の頃から借金と付き合う生活でした。
そして最終的には、お店の借金が膨らみすぎて、僕も債務整理を選ぶことになったのです。
今回は、当時の僕がどんな気持ちでいたのか。
そして今だからこそ、同僚やこの記事を読んでいるあなたに伝えたいことをまとめたいと思います。
ほんの少しでも、あなたの背中を押せたら嬉しいです。
5年前の僕と借金の現実

5年前の僕は、借入を繰り返しながら東京で飲食店を経営していました。
店を持ったものの経営はうまくいかず、頭の中はいつも「借金」のことでいっぱい。
未来を見たいのに、不安ばかりで他のことが入ってこない。
「債務整理すべき」とわかってはいても、怖くて動けませんでした。
何か新しいことを始めようとしても、借金の存在が常にブレーキをかけている。
そんな感覚に縛られていたのです。
1人でいれば借金のことばかり考え、誰かと一緒にいても上の空。
心はいつも、不安に支配されていました。
18歳から始まった借金生活
- 18歳で上京してから、常にお金に困っていた
- 家賃を滞納したこともある
- 風俗代を消費者金融で借りたこともある
- 借りたお金を、まるで自分の財布のように錯覚していた
気づけば100万円近くの借金になっていました。
30歳で店を出してからの追い打ち

30歳で色々あったけど自分の店を出しました。
でも経営はうまくいかず追加の借入で、借金は雪だるま式に膨らんでいったのです。
「お客さんを喜ばせたい」という気持ちよりも、
「借金をどう隠すか」が頭を支配していました。
若い頃の借金は知人社長の仲介で返済できましたが、
店の借金はどうにもなりませんでした。
「なんとかなるだろう」と思い込み、経営しながらお金のことから目を背けていた。
当然、そんな店がうまくいくはずもなく、最終的に倒産。
借金を抱えたまま、友人の店で働かせてもらう日々が始まりました。
でも仕事中も頭にあるのは借金のことだけ。
家に帰らず、一人で子猫の動画ばかり見ていたこともあります。
今思えば、あの時は鬱のような状態だったのかもしれません。
債務整理を決断するまで
消費者金融の借金は、知人社長の仲裁で元本返済にできました。
しかし店の借金はどうにもならず、最終的に友人の助けもあって債務整理を選ぶことになったのです。
当時はとにかく怖かった。

- 債務整理したら仕事はできなくなるのか?
- このまま生きていけるのか?
- 周りから白い目で見られるんじゃないか?
- 自己破産しか知らなくて、方法も費用も全然わからない…
頭の中は不安でいっぱいでした。
それでも、いろんな人に助けてもらい、最終的に債務整理を選んだから今があります。
ここで一番伝えたいのは、一人で抱え込まないこと。
最初は友人でもいい。誰かに相談することが大切です。
人間の頭は、どうしても悪いことを繰り返し考えてしまうもの。
だから1人で前向きな答えを出すのは難しい。
信頼できる人に相談して、今できることを一緒に確認してみてください。
だから昨日も、同僚に自分のブログ記事を送ったのです。
少しでもヒントになればと思ったからです。
今だから言えること

今だから言えることは一つだけ。
債務整理は「終わり」じゃない。変わるための一歩。ということ。
僕はあのとき思い切って行動したから、今こうして再起できています。
もちろん、不安はありました。
相談できる相手がいない人は特に大変かもしれません。
でも、それも含めて「自分と向き合う時間」になるのだと思います。
僕も当時はお金のことばかり考えて、周りが見えなくなっていました。
でも、今行動を変えれば未来は確実に変わります。
相談できる相手を見つけたり、小さな一歩を踏み出すだけで、必ず道は開ける。
同僚はまだ彼女にも借金のことを話せていないと言っていました。
でも、それも含めて一緒に解決していくことが大切だと思います。
まずは1人で抱え込まないこと。
小さくてもいいから、一歩を踏み出してみてください。
昨日の同僚への対応
昨日、同僚には自分の体験をまとめた記事を2つ送りました。
👉 元借金700万円の私が答える!債務整理Q&A完全版
👉 40代の借金地獄からの脱出:あなたにとって自己破産は本当に必要?
見てくれるかどうかは本人次第です。
でももし、この記事がきっかけで少しでも楽になるなら嬉しい。
僕自身も長い間借金に苦しんできました。
だからこそ「なるべく早く楽になってほしい」と願っています。
それが、借金体験を発信し続けてきた理由でもあるのです。
まとめ
借金の悩みは、本当に心を支配します。
何をしていても頭から離れず、未来を描く余裕さえ奪ってしまいます。
僕も長い間そうでした。けれど、勇気を出して債務整理に踏み出したことで、状況は確実に変わり始めました。大切なのは
「一人で抱え込まないこと」と
「小さな一歩を踏み出すこと」です。
相談する、調べる、誰かに話す——それだけでも前に進めます。
もし今悩んでいるなら、今日から動いてみてください。
その行動が、必ず未来を変えるきっかけになります。

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