
「自己破産って実際どうなの?」
そんな疑問に答えるために、この記事を書きました。
僕は東京近郊でイタリアンレストランをやっていました。イタリアン歴26年、経営は約10年。
けれど経営は素人同然で、結局お店を閉め、700万円の借金だけが残りました。
悩みに悩んだ末、閉店から1年後に自己破産を選びました。
この記事では、実際に自己破産して「よかったこと」と「悪かったこと」を正直にまとめます。
今まさに借金で苦しんでいるあなたの参考になれば嬉しいです。
② 自己破産してよかったこと

自己破産と聞くと「人生の終わり」と思われがちですが、実際にはそこから新しいスタートを切る人も多いです。僕自身も借金で苦しんでいた頃と比べると、破産後は精神的にも生活面でもずっと楽になりました。ここでは自己破産をして本当によかったと感じたことを紹介します。
1. 精神的に楽になった
借金返済のことばかり考え、常に将来が不安で頭がいっぱいでした。
でも自己破産をしてからは、その悩みの9割が消えた。もちろん罪悪感は残るけど「借金に追われない生活」は想像以上に大きな安心でした。
👉 僕もそうでしたが、まずは専門家に相談するだけで気持ちが楽になります。
借金に悩んでいるなら、こちらで詳しくまとめています。
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◆体験談
- 借金がある時は、毎日「どうやったらこの地獄から抜け出せるのか」ばかり考えていました。バイクで通勤していた時も「このまま事故ったら楽になるんじゃないか」と思うほど追い詰められていました。
- 自己破産すると「社会から必要とされなくなるんじゃないか」と思っていました。でも実際に破産してみると、周りは自分が思っていたほど何も気にしていませんでした。
- 弁護士に依頼してから免責が下りるまでの期間は、正直ドキドキしながら過ごしました。免責決定を知った帰り道、なぜか空がやけに青く見えたのを今でも覚えています。
- 法律に詳しい友人に相談できたことも大きかったです。「自分一人じゃない」と思えて、前向きに債務整理に向き合えました。法律に詳しい人がいない場合は債務整理専門の弁護士事務所に相談することも考えましょう。
2. 新しい挑戦ができた(移住やリゾバ)

借金から解放されて、ようやく「やってみたかったこと」に挑戦できました。
地方移住や沖縄でのリゾートバイト。40代でも挑戦できたことで、「年齢に関係なく新しい一歩は踏み出せる」と実感しました。
そして、新しい習慣として出会ったのが Audible(オーディブル)。
移動中や家事の合間に本を“聴ける”サービスで、不安定な時期の支えになりました。
特におすすめの本は:
- 『続ける思考』(井上新八) → 小さな一歩を続ける大切さ
- 『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』(ジュリア・キャメロン) → 自分を取り戻すきっかけに
- 『嫌われる勇気』 → 人間関係に悩んでいる人へ
👉 Audibleの体験談やおすすめ本は別記事でまとめています。
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3. 人間関係を整理できた
自己破産を機に、仕事仲間やなんとなく続いていた友人関係を一度リセットしました。
結果的に「本当に大事にしたい人」だけが残り、無駄な人間関係を見直すきっかけになりました。
③ 自己破産して悪かったこと
もちろん、自己破産は良いことばかりではありません。カードが使えない、ローンが組めないなどの制限はあり、破産直後は「社会的に終わったのでは」と感じる時期もありました。ここからは実際に自己破産をして不便に感じたことや、デメリットと向き合った体験を正直に書いていきます。
1. クレジットカードが使えない
自己破産後5〜7年はカードを作れません。
でも生活はデビットカードで十分対応できます。
👉 現金生活を続けるなら「家計簿アプリ」を使うと便利。
支出を見える化することで、安心感が生まれます。
2. ローンが組めない
自己破産をすると、住宅ローンや車のローンといった大きな借入は当面できません。信用情報に「事故情報」が載るため、5〜10年ほどは審査に通らないのが一般的です。
ただし、自己破産を考える状況であれば、大きな買い物をする余裕は少ないはず。僕自身も、破産直後は「とにかく生活を立て直すこと」が最優先で、ローンを組めなくても特に不便を感じませんでした。
逆に現金で生活することで「本当に必要なものだけを買う習慣」が身についたと思います。
車が必要なら中古車を現金で買う、引っ越し費用も一度に支払える範囲で考える。そうした暮らし方は、浪費を防ぎ、結果的に安心感につながりました。
3. 「社会的に終わったかも」と思った時期
破産直後は「自分はもう終わりだ」と思いました。
でも実際には、周囲はほとんど気にしていませんでした。時間が経てば「案外普通に暮らせる」とわかります。
◆悪かったことの体験談

東京に住んでいた頃は彼女の実家に住んでいたので賃貸契約に困ることはありませんでした。
ただ、大分県に移住した際には不動産屋の1軒から「審査が通らない」と断られた経験があります。
とはいえ別の不動産屋では問題なく契約できたので、実際のところ大きなハードルではありませんでした。
むしろ大分県杵築市や国東市あたりは、ワンルームが1万円台という破格の安さで借りられます。
地方移住を考えている方にとっては、生活を立て直すチャンスになると思います。

④ FAQ(よくある質問)
Q. 自己破産すると仕事はできなくなる?
A. 基本的に仕事は問題なく続けられます。ただし免責決定までの期間は一部の職業に制限があります。
弁護士・司法書士・税理士・会計士などの士業、証券外務員や保険募集人、宅建士、不動産関連資格、会社役員などは一時的に就けません。
Q. 家族にバレる?
A. 隠そうと思えば隠すこともできますが、できる限り家族やパートナーには正直に話すことをおすすめします。
一時的に関係がギクシャクするかもしれませんが、未来を見据えて一緒に進むためにも、誠実に話し合う方が結果的に良いと思います。
Q. 生活はどのくらい変わる?
A. 正直、自己破産の前後で生活が劇的に変わることはありません。
ただし借金の原因がギャンブルやカードの使いすぎなら、これからは自制心を持つことが必要です。
またカードが使えないので現金管理をしっかり行う必要があります。
僕の場合は、借金がなくなったことで精神的な負担が消えた分、むしろ楽になったと感じました。
⑤ まとめ

自己破産にはデメリットもあります。
でも僕にとっては「借金に縛られて動けない毎日」よりも前に進めたことの方が大きかった。
- 精神的に楽になった
- 新しい挑戦ができた
- 人間関係を整理できた
もちろんカードが使えない・ローンが組めないなどの不便はありますが、それは一時的なものです。
40代からでもやり直せる。
自己破産は「終わり」ではなく「再スタート」でした。
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あなたの未来を変えるきっかけになれば幸いです。
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