42歳で借金700万円、こんな状況では人生終わりだと思いますか?
夢を追いかけて上京。
料理の世界で26年間も頑張ってきたけど、結局は借金だけが残った。
このブログを読んでいる人の中には、
- 借金を抱えてこれからどうしたらいいの?
- いっそのこと○殺でもした方がいいのかもしれない
そんなことを考えている人もいるのではないでしょうか?
私も当時は毎日モヤモヤの中、毎日を過ごしていました。
そこで今回は、42歳の時実際に借金を抱えてどうしようもなくなった自分に向けて
今だから伝えたいことを書いてみようと思います。
正直この記事は、有益な情報でもなく過去の私が体験したこと。
そしてその当時の自分に伝えたいことを書いている内容です。
自己破産の手続きの方法や、詳細に関しては私の記事よりわかりやすいのがいくらでもあります。
なのでそちらをご覧ください。
今回は、少しだけ私の自己破産に関する過去にお付き合いください。
時系列
上京して12年目の30歳、昔から念願だった飲食店をオープンすることになります。
2009年 飲食店オープン 借金1000万円
12年間料理しかしていなかった私ですが、
知人の紹介で1ヶ月後に閉店する予定のお店を
居抜きで買い取ることになりました。
今思えばお店の経営のことなど全く勉強していない状態で
よく買い取るなんて考えたと思います。
何も考えていなかっただけなんですけど。。。
2014年 大手飲食店経営者にお店の権利を買い取ってもらう
お店の経営に関しては全く素人がうまく行くわけありません。
5年経った時に飲食店を10軒以上経営している社長にお願いをして、
お店と私ごと買い取ってもらうことにしました。
条件としては、お店の経営は私が責任を持って運営すること。
それと銀行との取引は今まで通り自分で行う。
その分給料に返済分のお金を振り込むこと、
それと、お店に何かあった際は全て親会社で請け負うという条件でした。
2019年 親会社がM&Aでさらに大手に吸収合併
いつも通り営業していましたが、旧な知らせが入ります。
親会社が従業員に一切知らせず、大手の飲食店企業(非上場)に
M&Aで吸収合併してしまったんです。
ただその会社は、日経中国人の経営者が運営している会社だったので、
イタリアンレストランのお店への風当たりは強く、
最終的にはお店を潰すと言ってきました。
ただ、私としては前社長との契約書もあるので銀行への返済を求めたところ
「そんなのは知らない!」
と言われました・・・
要は、借金だけ背負って出て行ってと言っているようなものです。
このままでは、借金だけ背負ったまま追い出されることがわかったので、
当時の会社を相取って民事裁判を起こすことにしました。
まさか自分が裁判を起こすなんて考えてもみなかったです。
ただ結果的には、半年ほど争って500万円ほど取り返すことに成功しました。
インターネット事業に挑戦
500万円を取り返した私は、堅実に働くことも考えましたが、
当時インターネットを使って稼ぐことができると根拠のない自信がありました。
全てのお金を怪しいコンサル代や、海外に輸出する商品の仕入れに使ってしまったんです。
ただ今思えば、料理しかしたことがない人間が簡単に稼げるほど
ネットを使ったビジネスも簡単な世界じゃなかったですけどね。
当時は全く周りが見えていなかった状態でした。
結果的にもう一度借金700万円の状態に戻ってしまったんです。
2020年 居酒屋の店長になる
そんな困った状態の時に以前の友人から声がかかり、
友人が出す居酒屋の店長をすることになったんです。
そんな中でも借金の事は、常に心の中の大半を埋めている状態でした。
何をやってもお金のことが後ろから自分を引っ張っているような気がしているんです。
お店は居酒屋でしたが、同じ飲食店なので無事立ち上げに成功して、
徐々に軌道に乗ってきた頃、世界的な感染症が始まったんです。
それからの約2年間は、お店をオープンしたり休んだりを繰り返しながらの状態でした。
それでも給料はしっかりと払われていたので、かなりうまく行っている会社でしたね。
ただそんな中私は、これ以上借金を抱えて生きているのが辛くなってしまい、
当時一緒に住んでいた相手にも何も言えず、ただ仕事帰りに毎日○殺をかんがえるようになっていました。
2021年 自己破産申請することを決意
そんな生活をしていましたが、色々調べて友人に法律に詳しい人がいたので
正直に話して自己破産することを決意しました。
もちろん
自己破産したらどうなるのか?
今後どのようなペナルティーがあるのか?
色々自分でも調べました。
それでも、今の精神状態よりは良くなると信じて自己破産することにしました。
ただ、申請をすれば誰でも自己破産することができるわけではないので
注意が必要です。
どのような状況だと自己破産できるかは、
他の方の記事を参考にするのが一番だと思うのでここでは細かくは書きません。
記憶では、夏頃に自己破産申請をして、
結果的に自己破産が完了したのは年末の11月でした。
2022年 大分県に移住そして現在
自己破産した翌年、
今までの環境と生活を変えたいと考え東京を出ることを決めました。
26年間やってきた料理も辞めて、全く違うことをやると決めました。
もちろん当時の彼女には相談しましたが、
もう一度人生を変えるために必要だと自分が決めたことなので、
2022年2月極寒の中原付バイクで大分県杵築市に向けて出発しました。
それからの1年間は少しの貯金を切り崩し、
時には給付金を受けながら生活していました。
ただ、それではやはり生活が苦しいので、
2023年の年始に沖縄県にリゾートバイトに行くことにしました。
今は西表島でリゾートバイトをしながら、
貯金をして次にやりたいことに向けて準備をしています。
ブログを書きながら、前からやりたかったYouTubeを投稿したりしています。
リゾートバイトは家賃・光熱費・食費がかからず、
時給も比較的高いので貯金しながらこれからやることのベースを考える時間にしています。
ネットを使えば簡単に稼げるは間違い
これを読んでいる人の中に、
ネットを使えば簡単にお金が稼げると思っている人はいませんか?
少なくとも、4年前の私は簡単に稼ぐことができると本気で思ってました笑
少し勉強したら生活費くらいは簡単に稼ぐことができるんじゃないかと。
しかし、はっきり言って無理です。
40代で転職すると言っていきなりネットビジネスで
稼ぐことができる人はほとんどいないでしょう。
野球と囲碁くらい違う
例えば、
子供の頃から野球をしていて、社会人野球チームに入ってプレーしていた人が
急に囲碁の世界でプロになると言っているようなものです。
(なぜ例えが囲碁なのかは気にしないでくださいw)
囲碁の世界には、子供の頃から何万回と囲碁で勝負してきた人がいる。
そこに。野球をやってた人がいきなり来ても歯が立たないはずです。
ネットビジネスの世界も同じです。
とはいえ、しっかりと囲碁について勉強していけば、
数年後には囲碁の世界でも戦えるかもしれません。
まずは、しっかりと勉強をして小さい挑戦から始める必要があります。
◯殺を考える毎日
借金を抱えながら生活をするのはかなりしんどいです。
常に自分の後ろ側から、鎖で自分自身を引っ張っているイメージがしていました。
何をするにも「借金」「700万円」が付いて回るイメージでした。
今でも覚えているのは、職場があった川崎市からバイクで都内に戻る時、世田谷区の陸橋を走っていると
「このまま落ちたら楽になるのかな?」
「借金のこと考えなくて良くなるのかな?」
そんなことばかり考えていました。
いまおもえばその時に○殺しなくてよかったと思っています。
でもそれだけ苦しかったのは事実ですね。
自己破産後やっと見つけた立ち直り方
今は西表島のホテルで短期移住者として働いています。
リゾートバイトはこんな働き方です
北海道~沖縄までの日本全国のリゾート地(観光地)にあるホテル、旅館、カフェ、飲食店、テーマパーク、スキー場などで、住み込みで働くアルバイトのことです。 基本的には、寮費、食費、光熱費が無料の為、生活費がほとんどかからずに、お仕事をすることができます。
株式会社ヒューマニック
私みたいに自己破産して、もう一度人生を立て直すためにリゾートバイトはとても効率的だと感じています。
理由は、
- 業界自体人手不足
- 稼ぐことに特化している
- 勤務時間がはっきりしている
もちろん今の生活を続けながら立て直すこともできるでしょう。
でもはっきり言いますが、それができなかったから今があるんじゃないですか?
それなら環境を変えることで、今までと違った結果が手に入るはずです。
マグロ漁船で1年間働くのと似ている気がします笑
簡単に理由も解説しておきます。
業界全体が人手不足
宿泊業や飲食業は業界全体が人手不足になっています。
働く場所があっても働き手が圧倒的に足りていない状態です。
感染症が明けてこれから海外からの旅行者が間違いなく増えていきます。
海外からの旅行者の増え方は、感染症前の70%程度まで回復している状況です。
政府も旅行支援などで国内旅行を推進しています。
今月(9月)から全国旅行支援も再開されるようなので、
間違いなくこれから観光客は増えていくでしょう。
正直働いている現場はどうかと言えば、昔のようなブラックな企業は減ってきていると感じています。
X(旧Twitter)などで交流している人を見ていると、それほど劣悪な環境はないと感じます。
私が働いている職場も、家賃などの必要経費は無料で有給休暇もきちんと取れるように会社に掛け合ってくれるなど働きやすいと感じています。
なので働く側としても働きやすい現場が多くなっているのではないでしょうか。
誰でも貯金出来ます!
借金を作ったり、自己破産を考える人は少なからずお金の管理や
自己制御が出来ない人が多いです。
もちろん私もその1人です笑
そんな人でも稼ぐというか、貯める事が出来るのがリゾートバイトだと思います。
リゾートバイトを募集している施設はほとんどが田舎にあります。
都市部のように遊ぶ場所も飲む場所もほとんどないような場所です。
会社の飲み会でお金を使ったり、仕事帰りにコンビニに寄り道してなんとなくお金を使ってしまう。
そんなことが起こる可能性が、都市部に比べるとかなり少ないからです。
今まで貯金ができなかった私でさえ、半年ほどで40万円は貯金する事ができました。
今の目標は来年の春までに100万円を貯めて、自作のキャンピングカーを作って日本中を回ることです。
それでも今は西表島でトレッキングツアーに参加しながら、しっかりと沖縄を楽しんでいます笑
もし、借金をなんとかしたい、生活を立て直したいと思っている人にはかなり良い環境です。
時間が増える
リゾートバイトを始めて、明らかに自分の時間が増えました。
以前の仕事は飲食業だったので、毎日15時間労働で週一休みでした。
それでも手取りで23万円ほどです。
それが今の仕事は社会保険もついていて、1日8時間労働で月9日休みです。
お給料は以前の8割程度ですが、自分の時間は倍以上に増えています。
通勤時間徒歩で10分以内、上司との面倒な飲み会もありません。(いまのところは笑)
食事も、社員食堂やお弁当支給の現場が多いので作る必要もありません。
その空いた時間を自分の時間にする事ができます。
今までできなかったことをする時間にもできます。
- 今までやりたかった趣味の時間
- 副業を勉強する時間
- 思いっきりゲームする時間
やることはなんでも良いんです。
私の場合はこのブログもそうですが、これからどうやって会社以外でお金を作るのかを考える時間にしています。
なので、借金があって困っていたり自己破産したらどうしようなんて悩んでいる人は、
リゾートバイトという働き方を選択肢にしてみてください。
環境さえ受け入れて自分を変える覚悟さえあれば、自分の時間を増やすことができるんです。
40代の自分に伝えたいこと
今回の記事の内容は、正直思い出したくないこともたくさんありました。
そもそもお金に関する知識がもっとあればよかったことです。
家庭や学校でもっとお金について学ぶ場所があれば、
今の私みたいにならなくて済んだかもしれない。
でも、たまたまそのことに気がついたのが今だった。
今から40歳の自分に言いたいのは、
「もっとお金についてもインターネットについても勉強してから行動しようという」
と言いたいです。
知識があれあ自己破産もしなくて済んだかもしれないですからね。
ただ、それでも42歳の時に変えると決めて行動したから今が変わっていると思います。
40代で自分の人生を再スタートできました。
これを読んでいる人の中にもお金のことで悩んでいる人もいるでしょう。
実際に法律に詳しい人に相談して、行動していきましょう。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。
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